ひーは公立保育園に通っています。
公立保育園、ということで障害のある子はひー以外にもいます。
しかし、保育士の先生は障害児教育を専門に学んでいるわけではありません。
保育士の先生方は、障害児をどう保育したらいいのか
いろいろと困ってしまうこともあります。

というわけで、うちの自治体では3ヶ月に一度くらいのペースで
療育センターの臨床心理士の方とケースワーカーの方が
障害児を受け入れている保育園や幼稚園を巡回する制度があります。

先日、その巡回相談の日があったそうです。

その日は、年長・年中・年少の教室を午前中の保育・昼食・お昼寝までを
参観というか観察し、お昼寝時間中に保育士の先生からの
質問を受ける、という形式だったそうです。
年少組は、対象となる障害児はひーのみなので、担任の先生は
ずいぶんいろいろ聞いてくれた、とのこと。

臨床心理士の方の評価は
「保育園での生活のリズムには、現在はなんとか乗れているようです」
「ただ、場面の切り替わり(園庭で遊ぶ→食事の用意をする、とか)で
『僕、これでいいのかなあ?』というような不安げな表情をしています。
そういう時は、『大丈夫だよ』と一声早めにかけてあげるといいですね」
「集団遊びになかなか加われないのは、これは障害の特性ですので
無理強いしないで、ゆっくりと見守ってあげてください」
というものだったそうです。

これ、保育園の生活だけでなく、
日々の家庭の生活にも大変役に立つアドバイスで
聞いてくださった先生に感謝です。
保育園の父兄会主催の遠足に、親子3人で参加してきました。

梅雨に入ったということで天気を心配したのですが
なんとかもってくれました。

遠足、といっても、そんなに遠いところに行くのではなく
本当に近くの県立公園に、現地集合・現地解散で
集まる形なので、集団行動が・・・という心配をしなくて助かりました。

ばらばらと三々五々集まってきたころあいを見計らって
遠足係の父兄司会によるゲーム。

といっても、しっぽとりとか、買い物競争とか
そういうものですが

そういうのを何種類か楽しんで、みんなで一品ずつ
持ち寄ったお弁当を食べて、お昼過ぎに解散。

一歳児から年長さんまで、みんなそれぞれに
参加できる範囲で楽しんでました。

で、ひーは、というと。

公園の滑り台がきにいってしまい、
ゲーム半分参加しませんでした・・・・・

親が無理やり連れて行こうとすると泣き叫ぶので
しょうがなく付き合ってやっていたのですが。

なんと。

年長組のおしゃまなおねえちゃま・あおいちゃん(仮名)が
「ひーちゃん、一緒にやろう」
と声をかけてくれるとひーの態度一変。

あおいちゃんとひーは手をつないでみんなの輪の中に。

ぼうぜんと取り残される親2人。

ま、いいんですが。

社会性が育っているのね、と、無理やり良い方向に考えることにしました・・・・・
親戚にとあるアパレルメーカーの人がいて
社内向け販売会の招待状をいただくことがあります。
今回もいただいて、行ってきました、東京ビックサイト。

ひーのことがあるので、極力車で出かける我が家。
東京ビックサイトにははじめていくので
まよって、まよって、もうちょっとで千葉の方に
行きかけそうになりながらも、
なんとかたどり着きました。

夫のシャツやネクタイ、私のスカートや靴、息子のズボンなど買いました。

とにかく、人が大変に多くて
ひーが突然、かえるの歌を歌いだしても、
ひーが突然、「おうちかえる」と叫びだしても、
だれも驚いたりしない状態だったので
かえって気楽にお買い物できました。

たまには家族でお出かけも良いものです。
なにかと手のかかる子供を育てていると
そりゃ煮詰まります。はい。
ストレス解消したいのです。

というわけで、会社を休んで子供は夫にお迎えにいってもらって
観劇にいってきました。
劇っていうよりライブなんですが。

私は宝塚が好きなんですが、
ここ最近で一番好きだった人が去年退団しまして、
初めてライブをやりました。
どのくらい好きだったかというと、
その人の退団の報を聞いて泣いてしまって
ひーに頭なでられたくらい、好きでした。
元々、男役だけでなく女役も達者にこなす人だったので
「女優転進」という進路はそんなに心配はしていなかったのですが
やっぱり、「新しい道がんばってます」というような
初々しさって言うか新鮮さがあって、癒されました。

みんな頑張ってるから私もがんばろうと思いました。
とか書くと頭の悪い文章ですが、
本当に心のそこからそう思いました。
ひーままは、近所の会社でデータ入力兼庶務を主業務とする
事務員さんとして働いているのですが、
6月から異動することになりました。
移動先は経理部です。
といっても、決算とか難しいことをするわけではなく
ひたすら伝票書き、伝票ファイリング、仕訳入力など
単純作業が主、らしいので、たいして変わらないって言えば
そうなのですが・・・・

簿記2級を一応持っているのですが
それをとったのが10年以上前、簿記を使う仕事など
ほとんどしてこなかったので、
はっきり言って忘れてしまっています。
この状態で経理に行けと?

はーっ・・・・・・・・
認可保育園の内定がでてほっとしたのもつかのま、

ひーがインフルエンザにかかりました・・・・

今日、ちょっとせき出てるなーと思いながらも
保育園に送っていったんです。
そしたら、3時頃保育園から会社に電話。
(通ってる保育園は母親の携帯には電話せず、会社に連絡する方針なので)
「ひーちゃん、すごい熱で、お迎えお願いします」

今日はたまたま夫が休日出勤の代休を取っていて
夫にお迎えに行ってもらいました。
そしてそのまま病院にも。

そしてインフルエンザ(A型)判定を受けたわけです、はい。

予防接種したんですけどね。
「してもかかるもんなんですよ」とのこと。
しかも、そろそろ春近い時期のインフルエンザはちょっと手ごわいとか。

とりあえず、夫と交代で仕事を休み、どうしてもの時は
実家の母にきてもらうことでなんとかすることになりました。

ひー、早くよくなれ・・・
一時はどうなることかと気をもんだひーの4月からの進路問題、
決着つきそうです。

認可保育園の4月からの入所決定通知が届きました。

去年から、いろいろな園を駆け回り
いろいろな人にいろいろな意見をされて、
それでも親なりに、ひーにあった進路は、と検討し、
そして申請、それから発表まで、本当に長かった・・・・・

決まった園はすでに障害児が何人か年中・年長クラスにいる園。
ただ、健常児の親と障害児の親の軋轢の話など、
障害児が保育園に入ることはメリットばかりではないと、
主任の先生が率直にお話しくださった園でした。
そのことをよく頭に入れて、4月からひーが楽しく過ごせるように
親として心を砕きたいと思っています。
息子が先月骨折して以来、大体3〜4日に一度のペースで
簡易ギプスを取り替えに整形外科に通っていたのですが、
先週、ギプス→サポーターになり、そして本日を持って
病院には通わなくてもよい、という事になりました。

よくがんばりましたね>ひー

そして、これからは、自分の目の届くところにいるときは
怪我させないよう、気をつけます、はい。
保育園の帰り、バス(路線バスを使って通園してます)に乗ろうとしたひー、
入り口の段差に躓き転んでしまいました。
ずっとぐずぐず泣いていて、しかも、右腕がぷらーんとしているので
慌てて整形外科に行くとレントゲンを撮られ、医師が一言

「骨折です」

本人は簡易ギプスをしてもらい痛みはあまり感じないようですが
確実に折れているのだそうで、簡易ギプスを取り替えるため
3日に1回通ってきなさい、とのお達しが。
3週間くらいで直るでしょう、とのこと。

右腕を全体的に固めているので、最近ようやくスプーンやフォークで
ごはんが食べられるようになったのに、振り出しにもどる、です。
着替えも大変です。
お風呂も、ぬらさないようにてんやわんやです。
ギプスで固められているせいか、本当に本人はなんともなさそうなのが
不思議でなりません。
家でも大変ですが、保育園でも保育士の先生達には
申し訳ないことになっているようです。

親として、注意しなければと反省しきりです。

そして、ひー、はやくよくなるんだよ。
<話が違うよorz その1>
保育園を相変わらず探しています。
我が家のある市では待機児童がざくざくいるため、認可保育園の年度内途中入園は厳しいのです。
というわけで、今は「国の基準は満たしちゃいないが市が独自に設けた基準は到達してる」という
市認定認可外保育施設(なんかわけわからないけど)を中心に回ってます。
先日、駅前の商店街の中のラーメン屋の二階の一部屋でこじんまりとやっている、A園より
「来年4月までなら」という条件付で見てあげましょう、見学にきてください、という返事をもらいました。
というわけで、今日行ってきたのですが、そこでは・・・

「えーとですね、障害は問題ないんですが、他にも入園希望者がいましてね、ちょっと検討させてください」

おいおい、話が違うよorz

<話が違うよorz その2>
上の話が今日の午前中、いちいち疲れても仕方ないと、気を取り直して
来年度の入園のために必要な書類を取りに区役所へ、
そしてそれを書いてもらうため療育センターへ、と、動くのが今日の午後の予定。
さすがにひーを振り回すのもかわいそうなので、
ひーはレスパイトサービスに預け、私一人で役所をはしご。
来年度の入園申し込み書類は12/1から配布なのですが
ひーは障害があるため、療育センターで書いてもらう書類、というのがあって
それを役所でもらって、さらに療育センターに届けなければいけないのです。
まず、役所に行って「これです」と書類をもらいました。
一応「保育園はいりたいんです」オーラ(笑)は振りまいてきたつもりです。
そして療育センターへ。
担当のソーシャルワーカーさんに、「これもらってきました」と渡すと
「ひーちゃんの年齢だと、この書類じゃないんじゃないかな、いま役所に聞いてみますからね」と。
はあ?????????????と思っていると、ワーカーさんがやってきて

ワ:「えっとですね、やっぱりこの書類じゃないみたいですね」
私:「はい?これって言われたんですが」
ワ:「ひーママさんのもらってきた書類は、その年度の4/1現在2歳児まで用で、3歳児以上は別なんですよ」
私:「はあ??」
ワ:「来年度新規申し込み用からは違う書類になるので、それが12/1から配布だそうなんですね」
私:「はあ・・・・・・・・・・」(気力萎え萎え)
ワ:「というわけで、12/1になったらお手数ですが役所に行ってもう一度書類持ってきてもらえます?」
私:「はあ・・・・・・・・・・・・・・」
ワ:「お手数ですが・・・・・」(心配そうにしている)
私:「いえ、大丈夫です、こちらこそお手数おかけします」(から元気)

おいおい、話が違うよorz

でもまあ、大きく内容が変わることは無いと思うので、と、ワーカーさんに書類を書いてもらうための聞き取り調査をしてもらいました。
でも、もう疲れきってしまって、はあ・・・・

今日は無駄足だらけの一日でした。
保育園を探すのと平行して、「保育に欠ける」要件のため職探しをしています。
だけど、職探しより保育園探すほうが大変。

今日もまた、内定まで行きかけて、「保育園が・・・」でぽしゃりました。
見通し甘いのは重々承知ですが、本当に大変な思いをしています。

わが家族が住む市は日本で3本の指にはいる待機児童のおおい市。
ひーパパの勤務先の都内何某区まで範囲を広げて探すことにしました。
子供と通勤、というのはちょっとかわいそうだけど(子供が)
本当に、それくらい空きがないのです。
少子化とは、いったい何を見ていってるんでしょうかね、まったく。
ひーパパと私は、育った家庭環境が違いすぎるので
「常識でしょ?」と思うことがかけ離れすぎている。
ので、お互いにカルチャーショックを受けることもしばしば。
結婚して数年、未だにそれはある。

昨日も、そういうことがあった。
夫「あのさー、ひーママつかれてるみたいだから、週末一人で実家帰ってゆっくりしたら?」
私「えー、いいよ。私一人で帰っても大して歓迎されないし」
夫「はあ?えーーーっ?どういうこと?」
私「いや、そんなに驚かれても・・・・・」

ひーパパの家庭は、家族4人仲良し。
よく家族旅行にも行ったと言う。
何かあると、相談するのは家族だったと。
ちなみに姑と小姑は非常に仲がよくて、いっしょに旅行にいったりするらしい。

ひーママの家庭は、家族4人ばらばら。
ひーママの父は仕事で忙しく、小さいころなど平日に顔を見たことが無かった。
ひーママの母も仕事で忙しかった。
家族旅行なんて1回しかいったことがないし、家族4人で写った写真は
私が結婚式のときについでに4人で撮った1枚しかない。
ひーママとその母の旅行など、もうありえない。
別にそれに不満はない、というか、そういうもんだと思って育ってきた。

だもんで、ひーパパからみるとひーママ実家は異様。
ひーママから見るとひーパパ実家は異様。
この点について、ひーパパとひーママは結婚後何度も何度も話し合った。
一応、「互いの価値観を尊重する」という結論に落ち着いてはいるが。
たまーに、ふとしたことで、あまりにも価値観がかけ離れてることに気づかされるときがある。

そしてきまずい雰囲気になる。
お互いの埋められない溝を感じるのはこんなときだ。

そんなとき、ひーがつつつっと寄ってきた。
ひーパパとひーママの右手を取って握手させる。
最近、ひーは手と手をつなぐ、ということにものすごく興味があるようなのだ。
握手させて、にまっと満足そうに笑う。

握手させられて、何もいえない親二人。

そう、私達二人の間にある、埋められない価値観の溝の間を橋渡しするのはひー。
言葉も使えないが、私達二人を見て、ひーもひーなりに感じることがあるのかも知れない。

埋められない溝をごまかしながら暮らしていくべきか、
それとも・・・

まあ、ひーのにまっという顔を見たら、そんなことを考えてはいけないのかな、なんてね。
「レスパイトサービス」とは、
「お母さんもね、ずっと一緒だと疲れてきたりするじゃないですか。
それをサービスの人がお預かりして、リフレッシュしていただくって意味なんですよ。
あと、あなたの場合は通院もしてるし、そういうときに預かってもらったらどうでしょ?」
と、プレ療育を受けた施設のソーシャルワーカーは言いました。
あら、そんな制度があるの?と何も知らなかった私は
とりあえず先日登録に行き、そして今日お試し保育ということで
レスパイトサービスを利用しました。
この施設は週一回を限度に受け入れてます。
10:00〜13:00で、お昼ご飯も用意してもらいました。

今日は初回ということで30分は親と一緒、
その後、私は気づかれないようにそーっと部屋を出ました。

その間、ボランティアさんたちがひーを見ていてくれたとの事。
マグネットはりが大好きな息子は、ぺたぺたぺたと
施設の大きなホワイトボードにマグネットを貼りまくりご満悦。
その施設は障害者施設で、ショートステイの障害者の方用に
施設の方が洗濯をして干したりするのですが、
干す人にせんたくばさみを一つ一つ箱から手渡す、という
お手伝いだか邪魔なんだかよくわからないこともしていたとのこと。
ご飯は自分で食べれないくせに、用意された食事は全部平らげ、麦茶をもらっていたと。

その間、私は、お試しなので、あまり遠いところに行くなと言われていたので
近くの駅のネットカフェでぼーっとしてました。
短い間でもぼーっとできてリフレッシュできました。

施設の方曰く
「これなら、未就学児限度ぎりぎりの18:00までお預かりしても大丈夫ですねー」
と、言ってくださったので、
今度は預けて宝塚でも見に行こうかなあ。

ナルシスト

2005年11月12日 日常の話
息子は自分大好きです。

鏡を見てうっとり。いろんな表情をしたり。
自分の写真を見てうっとり。
わざわざ写真の中の自分を指して私に見せ、
「んーっ、んーっ」とかわいいだろ?見たいな感じで主張します。
「ひーちゃんね、かわいいね」と私が言うと
にまっと笑います。

今も鏡を見て「ばっばっばー、あっあー」と
満足そうに歌いながら笑っています。

はいはい、かわいいかわいい(笑)
相変わらず保育園を探している。

今日は、隣の区の認定保育所に空きがないか電話をかけて問い合わせをした。
そこはHPで病児保育や障害児保育に積極的に取り組んでいるとうたっていた。
ちょっと忙し目の時間に電話をしてしまって、お昼寝の時間にかけなおす。

「息子、もうすぐ三歳で自閉症なんですが、保育園、入れてほしいんですが」
「息子さん、今度3歳なんですよね、いま空きが無いんで」
いつもの返事だ。
「あ、そうですか、お手数おかけしまして」
と電話を切ろうとしたら
「待ってください待ってください」と声が聞こえて受話器を持ち直す。

「これも何かの縁ですから、私どもの方で何かできないか、考えさせていただけませんか?」

え?なんでこんなに親切なの?
何か、糸が切れたようになってしまった。

「今、空きがなくても、キャンセル待ちならできますよ」
「ホントですか?!」
「今の息子さんの様子、お聞かせいただけます?」
ということで、今時点での息子の状態、そして自分も通院中であることなど話す。
初対面というか初めて電話をかけた人相手に、いったいどうしたんだ、私。

ひとしきり、息子のことをぺらぺらと話す。
へーっ、ふーんと、聞いてくれている相手の人。

「えっとですね、状態はわかりました。ただ如何せん、うちのところは認定保育所なんで予算が少なくて、市に何度も陳情してるところなんですけどね、なかなか・・・」
「ですよねえ・・・」ためいきがでる。
ちなみに、うちの市の市長は国会議員の身分を投げ出し、
「待機児童を無くします」と公約を掲げて立候補し当選した
カレー好きの市長。たまにTVにも出ている。
そんなことしてるひまがあったら、待機児童の解消取り組んでくれよ、と、この市に住む小さな子を持ち社会復帰したい母親なら
みんな思っている、らしい。
パフォーマンスは得意でも、なかなか中身がついてこない人なのである。

「ただ、キャンセル待ちならできますし、一度見学にいらしてゆっくりお話をしませんか」
「はい、ぜひお願いします」
ということで、見学のアポイントを取る。

「それとね、おかあさんもがんばってるんだから、たまには力抜いたほうがいいですよ」
「はあ」

そして受話器を置いて涙がこぼれる。
息子を産んで、初めて言われたかもしれない
「おかあさんはがんばってる」という言葉に。

息子が生まれたときには心臓が悪いのがすぐにわかり
本当に大変な思いをした。
そのうち、アトピーが出てきて、息子の顔がぐちゃぐちゃになった。
アレルギーとわかり卵と牛乳を控えた。
哺乳瓶のゴム乳首が嫌いな子だったので、私もそれらを絶って母乳で育てた。
しかし、なかなか皮膚は好転しない。
近所の人に虐待を疑われたこともあるらしい。
一歳を過ぎたころ、皮膚はおちついたが今度は発達がおかしい。
心臓のせいではいはいやつかまり立ちが遅いのか、と思っていたが
どうもおかしい。
同じころにうまれた子たちがぽつりぽつりとしゃべり始めても、息子は何も言わない。
母親が悪いんじゃないかと親戚じゅうに言われる。
物言わぬ息子に、毎日毎日必死に話し掛け、絵本を読み聞かせても
ずっと押し黙っている息子。
そして、一歳半検診でひっかかって、今にいたるまで本当に長かった。

お約束の言葉なのかもしれない。お愛想の言葉なのかもしれない。
でも。
私には、本当にそれがうれしかったのだ。

こういう時代だから、同じような障害をもった子のおかあさんがBlogをやっている。
皆さん、本当にがんばってらっしゃるお母さん方で、自分はそこまでできているのかと、日々自省する。
私は、そういうお母さん方の姿勢に少しでも近づきたいと思っている。
でも、まだがんばりが足らないのか、と日々自分を責めているのだ。
それで、心療内科に通院することになってしまったんだと思う。
こんな、がんばれない母親でごめんと息子の寝顔に謝る日々だ。

でも、はじめて「がんばってる」って言われた。
単純かもしれないけど、うれしい。
プレ療育の施設の先生に進められ、保育園の見学に行った。
公立の保育園だ。

ここは全部で60人の園児がいる。
うち、自閉症の子は診断済み3人、疑いあり経過観察中が1人だそうだ。

「まあ、あの、入園を決めるのは私どもではなくて市のほうですのでね」
という、お決まりのせりふを前置きにおかれたが
小規模でちょっとだけ古びてる建物はよく掃除が行き届いていて
とても感じの良い園長先生のお人柄が反映されたような園。
「私どものところは、障害があろうか無かろうが同様に受け入れています。
 もちろん、国の基準で加配の保母をつけますが」
とのことで、
非常に自閉症に理解のある園のようだった。

あとは、どうやって保育園入園バトルを勝ち抜くか、だが・・・

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